今年の10月からいよいよ本格的にはじまるインボイス制度。スタート時から制度を導入するには3月中の登録申請が必要!
まだ間に合う?どうやったらいいの?めんどくさくて先延ばしにしていたら2月も終わりかけて慌てた筆者がe-Taxとfreeeでの登録申請を比較しながらおすすめの方法をご紹介します。
わかりやすくて簡単!freeeインボイス登録申請ナビ
普段の経理をfreee会計で行っている筆者。freeeインボイス登録申請ナビなるものを見つけたので、こちらを使ってみました。
そもそもインボイス制度とは?といった解説からインボイス対応の必要があるかどうかを簡易診断してくれるテストなど、筆者のような「インボイスなにそれおいしいの?」というフリーランサーにやさしいfreee。
申請書類を作る際もわかりやすい言葉の質問に答えるだけで完成します。また消費税簡易課税制度選択届出書も一緒に完成するのでおすすめです。
ネックがあるとすれば電子申請ができないこと。作成した書類は持参か郵送することになりますが、郵送時の送り状も一緒に出力してくれるので手間はほとんどかかりません。
電子申請するなら!初見殺しだけど 思ったよりも便利なe-Tax
このままfreeeで作った書類を郵送するか…とも思いましたが、電子申請ならもっと楽かな?と思いe-Taxでの電子申請にもチャレンジしてみました。
行政っぽいサイトのUIが死ぬほど嫌いで確定申告すら昨年分まで電子申請せずfreeeで作成→税務署内のポストへ投げ込むという方法をとっていた筆者ですが、いよいよ電子申告しないと控除が減ってもったいないので今年はe-Taxで電子申告する予定なのでe-Taxの練習のつもりで国税庁のサイトへアクセスしてみました。
e-TaxのWEB版とSP版って?
細かい文字がずらーっと並んでいるのを見て思わずブラウザバックしてしまいそうになりますが、観念して進むと「e-Taxソフト(WEB版)」及び「e-Taxソフト(SP版)」という選択肢が出てきます。
WEB版はいいとしてSP版とは…?す、すぺしゃる版なの…?となりましたが、要は「スマホのでOKなブラウザ版だよ、国内の個人事業主ならいいよ(法人は使えないよ)」というのがこのSP版です。
ちなみにe-Taxソフト(SP版)のSPとは【Smart Phone】の略称だそうです。そんな略し方しないよふつう!
PCからWEB版を利用してもいいかと思いますが、もし「マイナンバー使ってサクッと電子申請したい」という方はSP版の利用がおすすめです!
利用者識別番号がなくても申請できる!
e-Taxソフト(SP版)×マイナンバーカードで申請を進めると
パスワード忘れがちな利用者識別番号を使わずに登録申請ができます。
まぁマイナンバーカードの方のパスワード的なやつは必要なんですが…「ひとつでも余計なパスワード管理は減らしたい」という方には朗報です。
こちらもfreeeと同じく作成は質問形式なので、出てきた質問に答えるだけで申請ができます。
できます、が…!freeeと違ってそれなりに専門用語で質問文が書かれているので、意味がわからないと積んでしまうというのが難点です。また、e-Taxの場合はインボイスの申請と簡易課税の申請はそれぞれ行う必要があります。
結局どっちがおすすめ?
電子申請もしたいし用語もわかりやすい方がいいぞ!という方におすすめなのは「e-Taxで電子申請したい場合も一度freeeで申請書を作成する」です。
freeeで作成した書類のpdfを確認しながらであれば、e-Taxのよくわからん用語の質問も問題なく答えられました。
申請に必要なパスワードを間違えまくると再発行に出向く必要が出てしまいますが、その場合はfreeeで作成した書類を郵送しちゃった方が楽かもしれませんね。
思ったよりめんどくさくない!インボイス登録申請
…という感じで2つのツールを比較しながらインボイス登録申請を行いました。
とにかく手続きというものが嫌いな筆者ですが、RTA(リアルタイムアタック)のつもりでやってみると(マイナンバーカードがある前提ですが)思っていたよりも簡単にサクサク作業を終えることができましたよ。
いろいろ調べつつやって30分〜1時間かからない程度だったので、おすすめの「一度freeeで書類をつくってe-Taxから申請する」という方法なら自宅にいながら15分くらいで終えられるのではないでしょうか。
インボイスめんどくせ〜という方も、ぜひチャレンジしてください!(制度自体については各自詳しく調べてね!)