ラジオインタビューの文字起こし

2021年6月25日AM8:00にFM Haro!(浜松エフエム)で放送されたインタビューの書き起こし。インタビュアーの方がトラビレに来て30分くらいインタビューしたものを10分くらいに編集して放送されたものです。音源をそのまま上げるのはNGだけど文字起こしなら、とせっかく許可をいただいてたのを迷ってたんですが、ところどころエモいことを言ってて面白かったのでやっぱり掲載することにしました。

番組の構成上、ナレーションが間に入ってて、文章に起こすと変な感じですがうまく校正できそうにないので細かいところだけ直してほぼそのままアップします。

 


月に1回、異業種交流会をたこ焼きを焼きながらやるっていうのをやってて。去年1年はコロナ禍でやらなかったんですけど、今少しずつやったりやらなかったりみたいな。1年やってないとお客さんからたこ焼きはいつやるのかって言われて。毎月8日って決めてると毎回曜日が変わってくるんで、来る人が自然に変わってくるんですよね。僕自身が交流したいっていう気持ちがあるので、そこは無くしたくないなっていう感じですかね。

 

‐‐‐私たちが暮らす街のいたるところにその人は居ます。静かに、時に力強く困難に立ち向かい歩みを進めるもの。結果が約束されていなくとも目指す先は変わらない。懸命に生きる人の姿は街の宝そのものです。その横顔に触れるコミュニティレポート。この番組は中部電力の提供でお送りします。

 

『コワーキング』って言うのは『WORK』に『CO』っていう接頭辞がつくんですけど。『CO』っていうのが『一緒に』とか『共同の』とか『共有の』みたいな意味なんですね。直訳すると『一緒に働くスペース』という。

もともと『コワーカー』っていう言葉があるんだけど『同僚』っていう意味なんですね。その『同僚みたいな感じで働けるスペース』っていうところがコワーキングスペース。

 

‐‐‐豊橋駅東口から徒歩5分。ビルの5階にあるトライアルビレッジ。様々な業種の人が集まり作業することのできる新しいカタチの空間を提供しています。2013年、豊橋市で初めてコワーキングスペースを開き今年で8年目。今回はトライアルビレッジ代表の柴田篤さんに伺いました。

 

実家で親父が工務店をやっていて、自宅の居間が事務所みたいな。そこに僕が入社して。その時はまだ親と一緒に住んでいて。そうすると生活と仕事の境目っていうのが全然ないんですよね。やっぱり家で仕事してると、テレビがあったりとか部屋でゴロンとしてしまったりとか。そういうこともあって、デスクワークをするのにとにかく静かな喫茶店を求めてて、夜遅くまでやってるような喫茶店によく行ってました。でもやっぱり2時間3時間そこで居るのは気が引けると言うか。本来そういう場所じゃないし。

その時はコワーキングスペースという単語は知らなかったんだけど良いスペースはないかなと思っていて。たまたまネットのニュースか何かでコワーキングスペースっていうものが世の中にあるぞって言うのを知って。こんなスペースがあったら絶対行くわと思って、無いなら作っちゃおうという感じで作っちゃった感じですね。

 

‐‐‐コワーキングスペースとしては老舗のトラビレ。日本ではまだ10年ほどの歴史です。新しい取り組みはコロナ禍の中働き方の多様性とともに注目されるようになってきました。一日だけの利用もできる新しいコミュニティです。

 

『ヘッボソン』というのをやろうということで。ヘボくても何かやり始めようっていうところを応援していきたいなっていうのもあって。やっぱりその挑戦するっていうのに結構みんなハードルを高くイメージしちゃうんですよね。そこの最初の一歩として何でもいいから作ってみようってね。そん時は「お花見テーマで何か作ろう」としか言ってないんですわ。プログラミングをしようとかそういう縛りもないので。参加者それぞれが自由に、ARのお花見とかコマ撮りとかね。3週間で成果発表みたいなことをしたのですが、成果発表の前日にパワポのプレゼン資料だけ作って、こういうものが作れるといいなっていうのだけ発表した人もいるし。それも含めてあーやって良かったなっていうのは思いましたね。

 

コワーキングスペースってものが多分どこも模索してる段階だと思うんですよ、まだまだ。社会もどんどん変わっていくし。だからひょっとしたら10年後、20年後はこのスペースがないかもしれないですね。無くても僕はいいと思ってるんで。まあ僕自身が飯食えるだけ稼げればなんでもいいけど。やっぱり交流するっていうところが軸にあるのかな。だから交流ができて自分の仕事が出来るっていう2つのポイントが満たされる場所であれば何でもいいかなっていう感じですね。

だからこういう業態じゃなくてネットで繋げるとこのコミュニティに入れるみたいな、オンラインサロンに近いのかもしれないですけど、そういうものだけでやってるかもしれないですよね、将来的には。

 

‐‐‐コミュニティのあり方は変化し続けています。利用者であるコワーカーが生き生きと働くことのできる環境とは何か。もっとトライ&エラーをしやすい社会を、と柴田篤さんの挑戦はとまりません。 


 

 

shibata

shibata

Trial Village代表。
いち個人事業主として日々奮闘してます。

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