「ヘボくてもいいハッカソン」とは何だったのか?トライアルビレッジの試み

お花見へっぼそん2021ご参加頂いた皆様、観覧に来ていただいた方、ありがとうございました!
スタッフもこのコロナ禍でどのように進行すべきか手探りでしたが、皆様に参加していただけたこと、
心より感謝申し上げます!

 

「お花見へっぼそん2021」って?

2021年3月7日〜3月28日までの約1ヶ月間、何かを作ってみたいけどきっかけがない、ハードルが高くてハッカソンになかなか参加できない、そういった方々でも参加しやすい「ヘボくてもいい」を大きな柱に、スタッフと一緒にアイデアを考えたり、
壁打ちを通して、「お花見」をテーマに自分のアイデアやコンテンツを発表するイベントを開催しました。
 
「へっぼそん」は「ヘボくてもいい」+「ハッカソン」を組み合わせた造語です^^
 
イベントの様子のご参考までに参加者用のFacebookグループをご紹介します。

お花見へっぼそん2021Facebookグループ

 

 

多彩な参加スタイル

今回へっぼそんを開催するにあたって、一般的なハッカソンのように、週末2,3日でみっちり、という形ではなく、
様々な生活スタイルの中で自分にあったペースや参加方法を選べるよう、
 
 ・約一ヶ月という期間
 ・トライアルビレッジ現地だけではなくオンライン会場も準備して併催
 
という方法で開催してみました。
 
結果的に、
 
 ・週末の相談会には参加できないけど、平日の都合がいい時間にスタッフと壁打ち
 ・子供と公園いきながらオンラインで相談
 ・自分のペースでFacebookグループなどで進捗を共有
 ・最終週に飛び入りで参加
 
など参加者の方がやりやすい方法でご参加いただけたのではないかなと考えています。
 

 

多彩なアウトプット

ハッカソンといえど、へっぼそんではアプリやサービスといったものだけでなく、
「自分が作ってみたいもの、チャレンジしたいこと」など、自由にアウトプットしていただけるようにしました。
また「へぼくてもいい、企画だけでもいい、最後の発表は言葉だけでもいい」といった具合に、
参加ハードルを極限までさげ、「最初の一歩を踏み出す楽しさをなにより感じて終わってもらいたい」
ということをとにかく重要視しました。

結果的に、アプリやサービスだけでなく、コマ撮りアニメにチャレンジされる方がみえたり、
プレゼンテーションづくりに始めてチャレンジされる方がみえたり、
参加者の皆さまができる範囲で、だけどその中でチャレンジをしてみた、というアウトプットばかりで
スタッフとしても見ていてとても刺激を受けるイベントになったと感じています。

※参加者の皆様のアウトプットは、本記事の最後にまとめさせていただきます!

 

「ヘボくてもいい」の予想外の結果

これはスタッフ自身も予想していなかったことなのですが、「ヘボくてもいい」から参加しやすい、というだけではなく、
「ヘボくてもいいからこそ難しすぎることをしない」という流れもでてきたことが、
プログラミングをしなくてもいいツールはないかな、ということにつながり、
こういうツールを使ったら、考えていることを簡単に実現することができるかもしれない、
というスタッフ自身も知らなかったツールを知れたり、実現方法を発見したり、
そういう情報を共有もできたのは、大きな収穫でした。

 

 

加速する変化、情報過多の時代で「ヘボくてもいい」の重要性

情報が圧倒的に増え、目を閉じても耳から情報は流れ込み、様々なSNSからも情報が入ってくる、「情報過多」の状況で、
結果的に「うまくやらなきゃ」「素人では難しい」という思い込みにつながり、身動きできなくなっている人も多いのではないかと考えています。(これを書いている私自身も(笑))

そんな状況下で「ヘボくてもいい」というのは、何かにチャレンジしたい人の背中を押しうるのではないか、
トライアルビレッジオーナーの柴田の掲げる理念、「もっとトライアンドエラーをしやすい社会」への推進力になりうるのではないか、
これを書いているスタッフ自身も感じています。オーナーの「ヘボくてもいい。やってみよう。」という後押しがあってこれを書けているとおもっています。

 

 

 

コワーキングスペースがイベントをオンライン併催をやってみて感じたこと。

コワーキングスペースがオンラインイベントを併催することは、「人が集まる場所」を運営する、という視点で見ると、
一見矛盾が生じているように見えるかも知れません。
コロナを経験して、社会のオンライン化は一気に加速し、「人が集まる場所」はリアル店舗だけではなく、
オンラインにも広がっています。そういう状況下でコワーキングスペースに求められるのは「場所としての機能」だけではなく、そのコワーキングスペースの「コンセプト(理念)」がより一層求められるのではないかと感じています。
トライアルビレッジにとっては「場所を超え、一緒にトライアンドエラーをしたくなるコミュニティ」ということかもしれません。(スタッフ目線)
この点については、どうやってオンラインのイベントとマネタイズを考えていくかなど、考えるべき課題はまだまだありますが、トライアルビレッジ自身も色々なチャレンジを通してスタッフ一同「新しい形」を模索していきたいと考えています。

 

 

と、ちょっと小難しく書いてしまいましたが、とても楽しいイベントでしたし、
今後も皆様に楽しんでもらえるようなイベントを企画していきたいと思っていますので、
是非今後もトライアルビレッジをよろしくお願いいたします!(笑)

 

 

参加者皆様の作品紹介!

■白井さん:折り紙コマ撮りアニメ「桜が咲いたらお花見 ストップモーション」

 

■ひろたさん:アプリ制作にチャレンジ
「さくらスワイプ」

 

■たむさん:さくらの話題が盛り上がるとサクラが育つ、ARお花見
「みんなでお花見AR」

 

■おのぶさん:Zoomでだってお花見したい。リアルタイムお花見写真スライドショー

「さくらなう」

写真をアップロードすると写真の中の色を自動的にピックアップしてくれます。
http://nobux.sakura.ne.jp/app/color-detect-demo/

 

■上田さん:みんなで作る桜前線
「みんなの標本木」

 

■たくぼさん:サクラはサクラだけど、そっちのさくら?!
「ハナミザクラ(花見偽客)」

 

■まつうらさん:優しくふんわり繋がっていくサービス

「さくらはこび」

その他、かみとさんをはじめ興味を持って参加していただいた皆様、ご参加いただきありがとうございました!

西岡 克真

西岡 克真

VR/ARエンジニアをしつつ、いろいろな方の想いを形にするお手伝いをするお仕事をしています。よろしくお願いいたします!

Recommended Articles