#04 たまに観るならこんな映画

トライアルビレッジをご利用の皆さま、明けきっておめでとうございます。

久方ぶりの大門です。

 

この『たまに観るならこんな映画』もお正月、忌まわしき確定申告を乗り越えなんとか4回目にたどり着きました・苦笑

 

そんなこんなで季節は春、新年度の始まりでございますので桜の美しいこの時期にピッタリな作品をご紹介したいと思います。

 

『あん』

(2015・日本)

 

ドリアン助川(叫ぶ詩人の会懐かしい!)原作の同名小説を映像化。樹木希林さんと孫である内田伽羅さん初共演ということでも公開当時大変話題になりました。

 

豊橋市では2016年の『豊橋まちなかスロータウン映画祭』で上映、樹木希林さんが登壇されたということで記憶に残っておられる方も多いのではないでしょうか?

 

ある街角で小さく営まれるどら焼き屋の『どら春』には雇われ店長の千太郎、そこに通う中学生のワカナ、そして桜の舞う季節にふらりと現れる徳江(とくえ)、物語はこの三人を中心に進みます。

 

ある日、いつものようにどら焼きを焼いていた千太郎のもとへ「(吉井)徳江」と名乗る、手の不自由な一人の高齢な女性が仕事を手伝わせてほしいとやってくる。最初は渋っていた千太郎だったが、徳江が持参したあんこに衝撃を受けた千太郎は翌日から徳江とあん作りを始め、瞬く間にその味は評判を集め開店と同時に行列ができるほどに…。

 

徳江のおかげでお店の評判も良くなり、千太郎も徳江に恩を感じ始めていた矢先、千太郎は徳江の“あること”について店のオーナーから問い詰められ、徳江に辞めてもらうよう説得せよと言われてしまう。

 

苦しい決断を迫られながらも千太郎やワカナは徳江と交流を深めていくうち、それぞれが抱える胸の内が明らかになっていき…。

 

そんなお話。

 

とても天気がよく気持ちのいいシーンが多いせいか何だかとても幸せな気持ちになれる作品です。

 

今回この映画を選んだ理由に、この季節にピッタリだということと劇中では明確に触れてはいませんが、徳江が生まれ故郷である新城の桜がとても好きだったというこの2点があります。(原作ではそのことに触れています)クライマックスのあるシーンでは新城市の『四谷の千枚田』が、その他映画公開後販売されたBlu-rayスペシャルエディションの特典映像には新城で撮影されたシーンが残されているようです。

 

もう桜も散ってしまっている地域もありますが、この作品を観ればきっとお花見をしながらどら焼きが食べたくなる事でしょう!(←すでに食べたい)

 

映画『あん』予告編

daimon

daimon

ときどきトラビレに表れる一般会員。
整体師として活動する傍ら、豊橋まで足しげく通い面白いことを探す日々。

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