豊橋市が、
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「IT先進都市Toyohashi」を目指し、”豊橋市民総メンター”によるプログラミング教育を推進するモデルプロジェクトを民間事業者と連携して始めます!
http://www.city.toyohashi.lg.jp/32007.htm
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とのことで、コードモンキーというウェブ教材が豊橋市民1,000人に配布され(要応募)、トライアルビレッジとしても応募して実際にやってみました。
一応その無料ライセンスでプレイできるステージは全てクリアしたので、少し感想を。
正直なところ、論理的な思考を育てるという意味では良いかも知れないけど、プログラミング的発想を育てるという意味ではどうなんだろう?と感じました。なんだかこの教材が求める「正解」に誘導されているような…
端的な事例としてはプレイされた方が以下のような発言をしています。
チャレンジNO.43
これだと☆1つなのね。
☆3つ解答よりコンパクトだけどね。#とよプロ2017 #コードモンキー pic.twitter.com/YliEgzxupZ— 赤色忍者 (@ninja_red13) 2017年5月28日
これにはコードモンキー日本公式も返答しています。
ここに関しては賛否ありますが、その単元で学んだことを使わないと星の数が減る場合があります・.̫・ #コードモンキー #とよプロ2017 https://t.co/Ks8va1oWyb
— コードモンキー日本公式 (@codemonkey_jp) 2017年5月28日
求められる「結果」が得られれば正解というわけではなく、解答方法が違うと満点(星3つ)じゃないのが何となくモヤモヤします。ただ、道具を知らないと使えないので「道具の使い方を知る」という意味ではしょうがないのかなとも思います。
先日、はてなブックマークでこんな記事を見ました。
パソコンの自動化で稼ぐことができたので方法教えるよ!
(コメントとかも見れるように元記事じゃなくてはてブのURLを貼りました)
これが適切な例かわかりませんが、実際の社会で求められるのは品質(求められる結果の精度や納品するプログラムの拡張性)とかコストとか納期だったりします。
プログラミング教育は問題解決の手段としては有効で、プログラミング的思考によって社会が豊かになるイメージはあるんですけど、コードモンキーをやっただけではある模範解答に沿った問題しか解決できないようなマニュアル人間が育ちそうな気がしてます。
コードモンキーはプログラミング教育のための教育であって、この後の教育が大事なのかなと思いました。
ちょっと批判的な意見を書いてしまいましたが、ちょっと前に行われたWWDCでも82歳の日本のおばあちゃんが開発者として招かれているように、個人でもアプリなどを気軽に開発できる環境が我々の周りには存在します。自分のための自分だけのプログラムを作る人が増えたら、もっともっと世の中が面白くなるのかなと思いますし、トラビレでもVRソフト開発をしているということもあるので、私も出来るだけこのプログラムに参画したいと思っています。今月24日にはとよプロ2017xコードモンキー 第一回オープン講座@愛知県豊橋市というイベントも行われるそうなのでそちらにも行って見たいと思います。
※入場無料
※だれでも入場可能です(とよプロライセンスカードお持
※いつでも入退場可能です。
(facebookイベントページより)
とのことなので、ちょっとでも興味がある方は一緒に参加してみませんか?